堀越イレブン

 東京都世田谷区の駒沢陸上競技場会場では2回戦で龍谷富山(富山)に1-0で競り勝ち、初の選手権2勝&3回戦進出を果たした松山北(愛媛)が、初戦で津工(三重)を2-0で下した地元・堀越(東京A)と対戦する。2試合共にDF4遠藤優仁(2年)を軸として守備で消耗度の高い試合を演じてきた松山北の劣勢は否めない状況ではあるが、第71回大会の南宇和以来、実に32大会ぶりとなる愛媛県勢2試合連続選手権完封勝利の大偉業を成し遂げた自信を力に変え、トップ下から飛び出す10三鴨奏太(2年)から連動する堀越の攻撃を防ぎたい。

 千葉県千葉市のフクダ電子アリーナのカードは、矢板中央(栃木)vs上田西(長野)に。矢板中央は日章学園FW14高岡伶颯(3年)に苦しめられながらも試合のポイントをつかんだ動きで、上田西も徳島市立の攻撃力をハイプレスで封じて勝ち抜く試合巧者ぶりが光る2回戦だった。矢板中央にはFW11朴大温(3年)、上田西にはFW11高橋亮雅(3年)というジョーカー役も控えるだけに、最後まで目が離せない戦いとなりそうだ。

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▽第103回全国高校サッカー選手権
第103回全国高校サッカー選手権