迎えたプロ1年目のシーズン。沖縄キャンプでは順調にメニューを消化し、1月21日に行なわれた水戸ホーリーホック(45分×3本/2-0)とのトレーニングマッチでは2本目の途中からプレーし、24日のコンサドーレ札幌戦(45分×3本/2-2)も2本目の途中から出場。この日はトップ下で攻撃のタクトを揮うと、ニュルンベルグから加わった左サイドハーフのMF奥抜侃志、右サイドハーフのFW唐山翔自、1トップの南野遥海と好連携を見せた。良い状態でボールを受けた際にはスルーパスでチャンスメイクをするシーンもあり、ボールを持った時の存在感はキラリと光るものがあったのは確かだ。

 その一方でボールに触るシーンはまだまだ少なく、消える時間帯も多かった。ボールを受けるためにはオフ・ザ・ボールの動きに磨きをかけなければならないが、それと同時に周囲との関係性を構築しなければならない。そこは名和田も理解している。