プレミアリーグWESTで得点王になった山下景司から背番号9を継承。同性の先輩に負けじと、新たな得点源として大きな期待が寄せられていた。
「馬力がある」と多くのプロ選手を育ててきた平岡和徳テクニカルアドバイザーも目を細める成長株は今大会で8ゴールをマーク。決勝では東福岡から2得点を挙げるなど、ここ一番での勝負強さも発揮した。トップスコアラーに輝くだけではなく、大会最優秀選手にも選出され、手応えを掴む大会になったのは間違いない。本人もサニックス杯でのパフォーマンスに充実した表情を見せた。
「相手の背後を取るところは自分の持ち味。そこを発揮して点にすることができたので良かった」
東福岡戦の2得点はまさに得意なパターン。1点目のシーンは裏抜けからPKを獲得して自ら決め、2点目は相手の背後に飛び出して一気に加速してDFを置き去りにした。
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