並行して肉体改造にも励んでいる。「相手のディフェンスが硬くて1対1でも抜けないことがあって、自分の実力不足を痛感した」と口にする昨年の選手権で、フィジカル面での差を痛感。チームとして行なう筋トレにこれまで以上に精を出すだけでなく、食事にも気を付けるようになった。元々は小食であまりご飯が食べられなかったが、今は練習後に外食する際、おかわりできる店なら2、3杯は食べている。「家でもお腹いっぱいになってからあと1杯頑張ろうと意識しています」。
プレーに力強さが加われば相手にとってより怖い選手になれるだろう。目指すのはチームを勝たせる選手だ。「去年の成績を超えるチームにしたい。選手権、インターハイで結果を残すだけでなく、昨年のリーグ戦はプレーオフ進出を果たせなかったので今年はそこを目指していきたい。そのために、自分が点に絡んでいきたい」。そう意気込む伊藤の活躍から目が離せない。
(文・写真=森田将義)
▽第2回東武トップツアーズスプリングフェスタ
第2回東武トップツアーズスプリングフェスタ