この結果を追い風に6月7日のインターハイ予選3回戦に臨む武南。同大会の準決勝と決勝の舞台がこのNack5スタジアムということもあり、その前にこのスタジアムで試合ができたことがチームにとって大きな経験になる。
初めてNack5スタジアムでの試合を経験した塚田は「駒場スタジアムや埼玉スタジアム第3Gはやったことがあったんですが、Nack5は初めてだったので、それぞれの芝の特徴もありますし、それを確認できたことも大きい。ここは応援席が凄く近くて、応援を肌で感じて本当に力になった。点が決まった時も応援団みんなが喜んでくれて、その声が自分の力になりましたし本当に感謝したい」と芝の感触はもちろんの事、このスタジアム独特の雰囲気を経験できたことが大きいと話した。
「優勝するのが一番の目標なんですが、その前に(両チームが勝ち上がると準決勝で対戦する)昌平を倒さないといけないですし、昌平と戦うためには2試合勝たないといけない。簡単な試合は1試合もないと思うので、(関東大会での内容に)自分たちは満足していないですし、満足できる試合もできていない。練習から強度を上げて、もっとレベルを高く、全国で通用するチームになっていかないといけない」
前回大会で日本一に輝いた昌平を筆頭に、難敵が待ち受けるインターハイ予選。2年ぶりの埼玉制覇に向け、武南のナンバー9は更なるレベルアップの必要性を口にし、関東大会を終えた。
(文・写真=会田健司)
▽令和7年度関東高校サッカー大会
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