ボックス付近からもコンビネーションで崩しにかかる。昌平のサッカーを観てきた者からすればもう見慣れた光景だ。これは守っている相手チームも同じかもしれない。しかし、背番号14は得意な位置でボールを受けた瞬間からシュートしか頭になかった。

 DFラインが低いとミドルが飛んでくる。崩し切るような攻撃と、思い切ったミドル。この両方があると相手は対応がさらに難しくなる。そういう意味でも飯島が決めた4点目の意味は大きい。

 「去年優勝というのは凄い良い事だと思うんですけど、僕たちはまだ何も成し遂げていないので、チャンピオンというよりはチャレンジャーという意識で戦っています」

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▽令和7年度全国高校サッカーインターハイ(総体)埼玉予選
令和7年度全国高校サッカーインターハイ(総体)埼玉予選