藤沢清流の10番。簡単につけられる背番号じゃない。去年の先輩が“とんでもなく”うまかった。その背中を追いながらも、「自分は自分」と言い聞かせ、プレッシャーを真正面から受け止めてきた。

「自分が勝たせる。その気持ちだけでした」

　だからこそ、2次予選で目指すのは“清流の10番は今年は違う”と言わせること。個としても、チームとしても、まだまだ上に行く余地はある。日大藤沢など誰もが名前を知ってるチームに勝ちたい。強い相手とやりたい。そのために、もう一度身体をつくり直し、パスワークに磨きをかける。2失点の重みを噛みしめ、課題をすべて成長の糧に変える。

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