興味深いことがある。ジュニアスクールで輝きを放ち、どんなに才能豊かな好人材であっても、ジュニアユースへの勧誘はしない。

 坂口代表は、「グランデが第1志望という子を取るのが基本的な考えなので、今まで声を掛けた選手はひとりもいません。優秀な子はどこへ行っても活躍できるが、トレセンに入れなかったような子を育てるのが目的。3年間努力することが大切なんです。埼玉全体のレベルを上げたいから、うちで預かった選手の能力を最大限引き伸ばすことが使命だと心得ています」と持論を述べた。

【次のページ】 2年連続で日本クラブユース(U-15)選手権に臨むグランデFC 「個人スキルの向上」が指導理念(6)

▽第40回日本クラブユースサッカー(U-15)選手権大会
第40回日本クラブユースサッカー(U-15)選手権大会