学校での仕事に加え、取材対応、インターハイに向けての準備など、三上監督は多忙を極めたが、これまでずっと悔しい想いをしてきた分「嬉しい悲鳴です」とそんな状況も楽しんできたと笑った。

 それは選手たちにとっても同じ。注目度が上がる中で、自分たちのプレーや発言がこれまでとは違う影響を与える。これも全国大会という舞台に出ないと経験できないこと。

 最大の目標である"選手権で全国出場"に繋げる。だからこそこの経験を次に生かすことが何よりも重要と選手も三上監督も口を揃えた。

 「プレミアのチームと出来るというのは我々にとっては凄くうれしい対戦」

 日本を代表するチームとの真剣勝負を経験した野辺地西。この経験をもとにチームは選手権に向け、またここからスタートを切る。

 (文・写真=会田健司)

▽令和7年度全国高校サッカーインターハイ(総体)
令和7年度全国高校サッカーインターハイ(総体)