先輩たちの姿をベンチから見つめていた松野は全国大会での1点の持つ重みを感じ取っていた。そして今大会では1回戦の丸岡戦で先制を許し、実際にピッチの上で1点の重みを痛感した。1点がどちらに入るかで会場の空気が一変する。だからこそ、この野辺地西との2回戦では先制ゴールに追加点、守備では無失点と松野は1点こだわっていた。
10分の右CK「相手がゾーンで守っていたので隙間に飛び込んで、点で合わせて枠に入れることを意識した」と松野がMF福島京次のボールに打点の高いヘディングで合わせ先制ゴールを叩き込んだ。さらに32分にはCKのこぼれを拾ってクロスでDF村上慶のゴールをアシスト。
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