攻撃で2点に絡んだ松野は守備でも対人の強さを発揮し、相手にチャンスすら作らせず、3-0の勝利に大きく貢献した。

 試合後「自分はドリブルで持ち運ぶプレーが凄く得意ですし、相手を見ながら今日は冷静にプレー出来て、サイドチェンジもそうですけど、自分で運びながら侵入していくのもスムーズにできた」と振り返ったように、松野の特に持ち運ぶプレーが相手のプレスを剥がし、攻撃の初手としてかなり効果的だった。

 失えば失点に繋がってしまう怖さがつきまとうプレーだが「1年からトップチームで練習させてもらっていたので、上の学年の速いプレッシャーの中でもチャレンジしてやってきた」と練習から意識して磨いてきたことで、今ではプレミアでも自信を持って出来るようになったと話す。

 谷口や植田に憧れてレノファ山口FC U-15から大津に飛び込んだ松野。去年のキャプテンDF五嶋夏生の「強さもあって上手いCB」を間近でみて体感してきたことで自身でも成長を実感できている。

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▽令和7年度全国高校サッカーインターハイ(総体)
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