尚志 vs 神村学園(写真=矢島公彦)
「縦パスが入るのに差し込まないのは出し手の問題、それを収められないのはFWの問題だ」とハーフタイムに選手に檄を飛ばし、サイド攻撃とミドルシュートの積極的なトライを指示。すると49分、佐々木が鋭いミドルを突き刺し同点に追いつくと、終了間際には再び佐々木が劇的なFK弾で逆転。采配が見事に結果へと結びついた。
「今年のチームのスタートが悔しい場所に帰るというのが1つ目標だった」(有村監督)。それがモチベーションとなり、見事に再び決勝の舞台にたどり着いた神村学園。初優勝をかけたファイナルの相手は、高円宮杯U-18サッカーリーグ2025プレミアリーグWESTでしのぎを削る同じ九州勢の大津だ。指揮官は、2014年以来となる九州対決に向けて「大津はずっと九州を引っ張ってきたチーム。知れた相手なので、思いっきり戦わせてもらいたい」と力を込めた。
(文=古部亮 写真=矢島公彦)
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令和7年度全国高校サッカーインターハイ(総体)