試合後、有村圭一郎監督は「うれしいです。相手も同じように疲労が見えて、魂でぶつかり合うような好ゲームだったと思います」と試合を振り返り、「去年はリードを守れず逆転負けを喫しました。だからこそ、今日は総力戦になると覚悟していました」と語った。日本一をかけたファイナルでは7人の選手を交代し、まさに全員サッカーで勝利を掴み取った。

 初の全国制覇について優勝監督は、「チーム力がないと言われ続けた中で、選手たちが互いを信じ合い、試合を決めてくれた。それが今日の結果につながったと思います。決して簡単なことではありません。そこを目指してやってきて、本当に日本一になれたことが不思議な気持ちです」と感慨深げに語り、「本当に恵まれたサッカー人生だと思います。子どもたちがこんな思いをさせてくれたことに、心から感謝したいです」と万感の思いを口にした。

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▽令和7年度全国高校サッカーインターハイ(総体)
令和7年度全国高校サッカーインターハイ(総体)