大津イレブン(写真=矢島公彦)
「勝てない試合だった」(山城朋大監督)、「ほとんど仕事をさせてもらえなかった」(主将MF福島京次)の言葉通り、前日の準決勝・流通経済大柏戦では、相手の守備の強度やプレースピードに苦しみ、攻撃は機能せず終始押し込まれる展開となった大津。しかし、この日は打って変わって、前半からパススピードやトラップの技術、切り替えの速さ、球際の強さなど“大津らしさ”を発揮し、主導権を掌握。シュート数でも17本と、神村学園を上回った。
しかし、この日の決勝が、8日間で6試合目のうえに、準々決勝からは3連戦となった過密日程の影響もあり、大津は疲労の色も見え、先制点を守り切れずPK戦の末に終戦。
【次のページ】 大津、九州対決に敗れ初載冠を逃す 健闘むなしくPK戦の末に終戦(3)
▽令和7年度全国高校サッカーインターハイ(総体)令和7年度全国高校サッカーインターハイ(総体)