「みんな顔を知っているし、プレミアでも九州大会でも会場で顔を合わせることが多いチーム。同じ九州のライバルには負けたくなかった」と語ったのは、大津の背番号10でキャプテンを務めるMF福島京次(3年)だ。攻守両面で存在感を放ち、中盤からゲームをコントロール。64分にはDF5村上慶(3年)からのパスをスルーし、FW9山下虎太郎(3年)との連携で相手守備を完全に崩す決定機を演出したが、ゴールには至らなかった。
迎えたPK戦では4人目のキッカーを務めたが、無念の失敗。「自分のせいです。ゲーム中もPKも外してしまって、自分の力不足です。チームを助けられなかった」と悔しさをにじませた。それでも、主将として今大会で示したリーダーシップとプレーの質は、誰の目にも明らかだった。
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令和7年度全国高校サッカーインターハイ(総体)

