大和イレブン(写真=西山和広)
互いにゴールを割れず迎えた延長戦。歓喜の瞬間は、94分に訪れる。混戦からFW9曽根崎太智が振り抜いた一撃は、クロスバーを叩きながらもネットに吸い込まれた。死闘を制し、劇的な勝利を飾った大和。
この日、得点こそなかったものの、攻守の要としてピッチを奔走し、チームを牽引し続けたのが、キャプテンの片山だ。彼のプレーはまさに大和の鼓動であり、試合を通して「チームの勝利」を最優先に戦い抜いた彼の姿勢が、この激闘の土台となった。
そして、次戦の相手は鎌倉。このマッチアップは、単なる2回戦ではない。大和の宮澤仁監督にとっては前任校であり、そして何よりも、キャプテン片山にとっては運命の再戦だ。
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▽第104回全国高校サッカー選手権神奈川予選
第104回全国高校サッカー選手権神奈川予選