T4リーグAブロックを圧倒的な強さで制したのは國學院久我山(B)。7試合を戦い、7勝0敗と見事な無敗優勝を飾った今季、開幕戦では三菱養和SCユース(B)を試合終了間際の決勝点で下す最高のスタートを切ると、その後も着実に勝利を積み重ねた。國學院久我山が掲げる「美しく勝て」のスローガンはトップチームを目指すこのBチームの選手達にもしっかりと浸透。そんなチームで際立ったのは勝負強さだった。全7試合中4試合は1点差ゲームと接戦が多い中で確実に勝ち点3をモノにする戦いを貫いた。

象徴されるのは第6節、かえつ有明(B)戦、前半26分に先制を許すとなかなか追いつくことが出来ず時間だけが過ぎていくが、それでも粘り強い戦いを継続すると後半に入り73分に同点ゴール、さらに終了間際の91分には試合を決める勝ち越しゴールを叩き込み逆転勝利を収めた。

 総得点20、総失点7は決して突出した数字ではない。それでも一戦必勝、貪欲に勝利を目指す戦いで7リーグを制した國學院久我山(B)、T4リーグ総合優勝に向けてBブロックを制した駒澤大学高等学校(B)との一戦に臨む。

 國學院久我山(B)完全優勝の陰で健闘を見せたのは三菱養和SCユース(B)と都立保谷。2位に入った三菱養和SCユース(B)は5勝1敗1分けで勝ち点16を獲得。2位に14ゴール差をつけるリーグトップの34ゴールを誇った攻撃力を武器に勝利を重ねた。次いで3位は都立保谷。5勝2敗、勝ち点15で今季を終えた。昨年の7位から着実なステップアップを見せた都立保谷に来季のT3昇格を期待したい。

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