7ヵ月間に渡り繰り広げられてきたT3リーグAブロック。プリンスリーグ関東で首位快走中のトップチームよりも一足お先に優勝を飾る形でFC東京U-18(B)が制した。「全員攻撃・全員守備」をモットーに臨んだ今季、開幕戦こそ東海大菅生相手に3対0の快勝を収めるも続く第2節では優勝を争うライバル暁星に0対2で敗戦。10チーム総当たり、全9試合で勝負は決するだけに一つも負けられない戦いで早々に勝ち点を落とす苦しいスタートとなったがそれでも昨季6位からの躍進を狙うチームはここから強さを見せ始めることになる。
開幕からの2試合を1勝1敗で終えたFC東京U-18(B)。迎えた第3節、都立石神井戦以降、第6節東農第一戦での引き分けを挟んで破竹の6連勝を飾ると9試合で7勝1敗1分け、勝ち点22を積み上げトップでゴールテープを切った。前線に個性豊かな質の高い選手を並べポゼッションを高めていくサッカーで記録した総得点26はリーグ2位、総失点数はリーグトップのわずかに5と、攻守で他を上回ったといえる。2位暁星、3位東海大菅生らを退け熾烈な優勝争いを制したFC東京U-18(B)はこの後、T3リーグ総合優勝を目指し、Bブロック優勝チームと激突する。
そんなFC東京U-18(B)と最後まで激しく優勝を争ったのは開幕戦で都立石神井相手に7対1の大勝を収めるなど連勝スタートとなった暁星。爆発力を秘める攻撃力を武器にリーグトップの30得点を記録した。しかし最後の最後に響いたのは第3節、第4節での連続ドローで落とした勝ち点。9試合を戦い無敗ながらFC東京U-18(B)にわずか勝ち点1及ばず終戦。最終成績は6勝3分け、2位でフィニッシュ。また、昨年T3リーグ総合優勝を果たした東農大一は開幕から波に乗ることができず。3勝4敗2分けで6位に甘んじる結果となった。
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