トレーニングに臨むU-17日本代表

 また、この日はA代表の前田遼一コーチも特別に参加。攻撃陣を中心に指導し、選手たちに言葉をかけるシーンも見られた。久保建英や堂安律など、日本から世界に飛び出していったA代表の主軸組と密に関わっている指導者と遭遇も選手にとってはプラス。「刺激になった」とGK平野稜太(大分U-18/3年)も前田コーチからの指導を振り返った。

 大会を戦うにあたり、キャプテンも決定。4月のU-17アジアカップでは早生まれでチーム最年長のFW浅田大翔(横浜)が務めていたが、今回はGKの村松秀司(ロサンゼルスFC)が担う。アジアカップでは副キャプテンを任されており、チームの中心としてこれまでも振る舞ってきた。廣山望監督も今回唯一となる海外組の守護神に大きな期待を寄せている。

「彼はファイターなので、キャプテンをやらせなくてもある程度チームを引っ張ってくれる印象もある。周りも一目置く存在だし、アメリカで生活しているので環境は違うとはいえ、自分で運転をして学校に行ったりしているし、そういう意味でも大人。遠征も一人で飛行機に乗ってくるので、彼にはいろんな意味で信頼をしています」

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