怪我の影響でプリンスリーグ6試合を欠場し、選手権1回戦から戦列復帰したばかりの大石はこの日、鹿児島実に徹底したマークを受け、チーム最多のシュートを放ちながらも決定機をものにできず試合を終えた。新田祐輔監督は「(大石は)まだ50%くらいじゃないかな」と万全な状態ではないことを明かしたが、「まだ走れたと思うし、(中1日で迎える決勝に向けて)余力を残しているはず」と期待を寄せた。
決勝の相手は、Jリーグ内定3選手を擁し、夏の総体を制した神村学園だ。チームの命運を握るエースは「もうここまで来たら勝つだけ。余計なことは考えずに全力でプレーして、いつも通り頑張りたい」と静かに闘志を燃やす。
鹿児島の頂点を決める決勝は、11月16日、白波スタジアムで13時5分キックオフ予定だ。
(文・写真=古部亮)
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▽第104回全国高校サッカー選手権鹿児島予選
第104回全国高校サッカー選手権鹿児島予選