しかし、プリンスリーグはまだ始まったばかりだ。次節以降も、FC町田ゼルビアユース、そして同じ高体連のライバルである桐光学園との大一番が控えている。

 「次のゼルビア戦では、今日の分を絶対に取り返さないといけない。そして桐光学園は同じ神奈川の高体連としてやっているチーム。4月の残り2試合は、絶対に負けられない」

 橋本が見据えているのは、プリンスリーグへの適応だけではない。今年のチームが掲げる目標は、さらに高い場所だ。

 「去年、先輩たちが選手権でベスト8という結果を残してくれました。でも、あれだけの完成度を誇ったチームでも、国立の舞台には行けなかった。だからこそ、僕たちは『国立に行って日本一を獲る』。全員でそう目標を統一しています」

 そして、リーグ戦においても守りに入るつもりはない。

 「去年の先輩たちがプリンスに上げてくれた。だから僕たちは『残留』で満足するんじゃなくて、もう一個上のステージ、プリンス1部へ上げたいと思っています」

 開幕から2試合で勝ち点1というスタート。だが目標は残留ではなく、あくまでも1部昇格。橋本は悔しさを噛みしめながらも力強く先を見据えた。

 (文・写真=会田健司)

▽高円宮杯 JFA U−18サッカープリンスリーグ2026 関東2部
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