しかし、決定機を仕留めきるまでには至らなかった。「みんなが自分を信頼して、最後はボールを出してくれた。自分がアシストやゴールでチームを勝たせられなかった。みんなに申し訳ないです。ずっと都大会に出られていない中で、学校のいろんな先生方にも応援してもらって。山崎先生やコーチにも、結果で恩返しをしたかった」
どんなにいいプレーをしても、この試合は結果が大事。この2年半目指してきた舞台にはあと一歩届かなかった。
都立小山台のほとんどの3年生にとって、高体連の公式戦はこれが最後となる。しかし、彼らにはまだリーグ戦の前期の試合が残っている。
「本当の強さは、こうやって負けた時に見えてくるものだと思う」山崎監督は、すでに前を向いていた。中2日で行われるリーグ戦第3節。ここで気持ちを切り替え、再び勝利を掴み取れるか。「彼らならやってくれると信じています」
目標にしていたブロック決勝の壁は破れなかった。しかし、この2年半で3部から這い上がり、都大会まであと一歩に迫った。ピッチに崩れ落ちた選手たちと、それを見つめた山崎監督。ここまで真剣にサッカーと向き合ってきたからこその悔しさは、残りわずかなリーグ戦、そして彼らのこれからの人生において、何物にも代えがたいものになるはずだ。
(文・写真=会田健司)
▽令和8年度全国高校サッカーインターハイ(総体)東京予選
令和8年度全国高校サッカーインターハイ(総体)東京予選

