格上を相手に描く勝負のシナリオは「とにかく『試合開始からの15分間』を必死に耐え抜くこと」。シード校である履正社にとってはこれが今大会の初戦となる。独特の緊張感や硬さが出る立ち上がりの15分間で相手の猛攻を凌ぎきり、焦りを誘うような展開に持ち込む狙いだ。

 エースの高瀬も、大一番を心から楽しみにしている。「プリンスのレベルとできるのもそうですし、僕たちには『ベスト16』という目標があるので、その壁を超えるための大一番になる。あとは、中学時代の選抜で一緒にプレーした仲間が相手チームにいるので」と、かつての戦友との再会とジャイキリへ向けて胸を躍らせる。

 最後に履正社戦への意気込みを問うと、高瀬は力強い言葉で締めくくった。「僕たちが自分たちのサッカーをさせてもらえる時間は、本当に限られていると思います。それでも、粘って粘って、最後に自分たちの形で点を決めるか、PKで粘り勝ちしたいなと思っています」

(文・写真=会田健司)

▽令和8年度全国高校サッカーインターハイ(総体)大阪予選
令和8年度全国高校サッカーインターハイ(総体)大阪予選