インターハイ東京予選を最高の形で発進した帝京。しかし、渡辺に今大会の位置付けを聞くと少し意外な答えが返ってきた。

 「自分の中ではプリンスリーグが一番上の位置付けで、その次に選手権とインターハイという感じです。後期のプリンスに繋げていくためには、このインターハイが大事だなと思っています。全国のいろんなチームと試合をして、どれだけ自分の武器が通用するか、自分がどれだけチームを勝たせられるかというのは試したい」

 目指すは、この大会を通じてチームを急成長させ、プリンスリーグで逆襲を果たすこと。そして全国の猛者たちを相手に、己の力を証明することだ。

 「しっかり自分たちらしいサッカーをして、観客も楽しませつつ、結果にもこだわっていきたい」

 今大会をリーグ戦に向けた成長の場と言い切る渡辺。その渡辺がここまで順風満帆とはいえないチームを今大会でどこまで高められるのか。いよいよ今年も帝京のインターハイが幕を開けた。

 (文・写真=会田健司)

▽令和8年度全国高校サッカーインターハイ(総体)東京予選
令和8年度全国高校サッカーインターハイ(総体)東京予選