U-17日本代表候補 vs流通経済大
「8月と9月は本当に何もできず、試合にも絡めなかった。今回呼ばれるかも分からなかったし、結構ギリギリな戦いだったので呼ばれたことに感謝しています。自分としてはもしかしたら、最後の合宿に呼ばれないかもしれないという焦りもあったので」
怪我の影響でトップチームデビューのチャンスも掴めず、その間にU-18チームでともに戦ったDF木寺優直(3年)、FW小林柚希(3年)、DF井芹響輔(2年)らがプロの舞台を経験。そうした状況も自身の感情を大きく揺さぶった。だが、熊田は逆境を力に変え、チームメイトの活躍を刺激にしてより高みを目指すと決意。「みんなが試合に出てくれたおかげで闘争心が上がったし、自分とも向き合える2ヶ月になった。復帰してからは課題に取り組もうとして、積極的にスタッフに話をしていた」と振り返り、守備範囲を広げることに取り組んできた。
そうした成果を含め、今回のU-17代表候補合宿は成果を出す絶好の舞台。ワールドカップ前最後の選考合宿という点も含め、活動最終日に実施された流通経済大との練習試合は並々ならぬ意気込みで臨んだ。
40分×2本を2試合行う形となった今回のトレーニングマッチ。スコアレスドローで終わった第1試合は戦況を見守り、直後の第2試合で先発出場を果たす。すると、持ち前のリーダーシップやカバーリングで最終ラインを統率し、3バックの中央だけではなく、左CBとしてもプレーして多様性も示した。5-0で勝利し、無失点で終えた点も含めて手応えは十分。最後の最後に間に合った注目CBはワールドカップ出場を目指し、さらなる進化を求めて大宮で検査を積む。
(文・写真=松尾祐希)
- 1
- 2