舞台は埼玉スタジアム2002。ファイナルを賭けた準決勝第1試合に監督不在という逆風を力に変え、3年連続での4強入りを果たした星稜と怒涛の快進撃で初の4強を手繰り寄せた日大藤沢が登場する。

　昨年のリベンジを果たすべく目指した決勝のピッチはあと一歩のところまで迫っている。MF阿部雅志、MF藤島樹騎也が君臨する自慢のサイド攻撃に加え、ここまで3試合で1失点と安定感を誇る堅守を軸に競り勝ってきた星稜。先行逃げ切りのゲームプランで決勝進出を狙う。対して7年ぶりの全国で躍動する日大藤沢にも勝機は十分。得点ランキングトップタイのFW田場ディエゴ、MF中村恒貴ら強力攻撃陣の活躍はチーム浮沈の鍵を握る。