真夏の総体から、1年間に渡って争われる高円宮杯、そして冬の風物詩である選手権まで数々のドラマを生んだ2014年シーズン。高校サッカードットコムでは地域別に激動の1年を振り返る。第6弾は関西編。
【関西】
ここ関西で主役の座を射止めたのは履正社。昨年創部10年目で初の選手権出場を果たすといきなりの8強進出で話題を呼んだ新鋭は今シーズンも更なる進化を遂げた。
2014年シーズンに臨んだ履正社、総体ではまさかの地区予選敗退で全国出場を逃したものの選手権では圧倒的な強さで連覇を成し遂げる。全国でも順調な勝ち上がりを見せ2年連続で8強に名を連ねた。また、プリンスリーグ関西ではリーグ最少の失点数を誇った守備力を基盤に18試合を14勝3敗1分け、勝ち点48を積み上げて昇格1年目での初優勝。プレミアリーグへの新規参入が決定している来シーズンは初の全国制覇を視野に入れる。
続いてプレミアリーグWESTに所属し初のシーズンを戦った京都橘はやや不本意なシーズンに。総体では1回戦敗退で早々と大会を去ると、過去2年好成績を収めている選手権でも8強止まり。さらにリーグ戦でも強豪クラブユース勢に対して勝ち点を獲得することはできずシーズンを僅か2勝で終えた。それでも得失点差に救われて残留を決めたことは不幸中の幸いか。来シーズンへ向け強化は急務だ。
▽2014年シーズン結果全国高校総体「煌(きら)めく青春 南関東総体2014」
第93回全国高校サッカー選手権大会
高円宮杯U-18サッカーリーグ2014 プレミアリーグWEST
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