―サッカー、生活面で日本と違うことは何ですか?
生活面では、例えば日本なら、おはようと一言挨拶を交わして終わるところが、向こうではおはようと言って握手やハイタッチをしたりします。ちょっとしたことですけど、いつでも誰に対しても陽気でフレンドリーなところは日本との違いを感じました。
―ドイツ5部に移籍しましたが、来季の目標、またその先の目標は何でしょうか?
よりプロフェッショナルな環境でサッカーがしたいと思いドイツのBrandenburger SC Süd 05への移籍を決めました。5部ですが、オーストラリアの2部よりも良い環境があるということは、ドイツのサッカー人気がどれだけすごいかということを物語っていると思います。
目標は3部のチームに入ってプロ選手になることなので、今季はまずチーム・個人の結果をしっかりと残すことを目標に頑張ります。
―星稜高校→HBO東京の経歴ですが、その時得たもので海外で役に立っているものはありますか?
高校でもHBOでも、人間性の部分で大きく成長できたということを実感していて、それが今、海外で生活する上で役に立っているかなと思います。 星稜高校は、サッカーのみならず、人間性の部分にも重点を置いている高校でした。自主的に行動を起こす、周りに気を配る、一人一人がリーダーシップを持つ。そういったことを常日頃、厳しく言われてきました。理不尽なことや、上手くいかないことがあっても腐らずに努力する忍耐力・精神力も高校サッカーで身についたと思います。 HBOでは学生サッカーの枠を超えて、社会人の方との関わりの中で学ぶことがたくさんありました。部活のように準備された環境ではない中で、時間の使い方やサッカーに対する姿勢を改めて見つめ直すことができました。
海外では常に想定外のことが起こり得ます。その中で自分で問題を解決して、困難な環境でも生きていく力、言葉もままならない中で、外国人とうまく人間関係を築いていく力、そういった人間性も海外でプレーする上で必要だと思います。
―最後に今後海外でプレーを希望する選手にアドバイスをお願いします。
どんなことでも成長につながると思いますから、何があってもブレない信念を持って、頑張って下さい!!