一方、日本高校サッカー選抜は、18番MF井上怜（市立船橋）が左に、8番MF菊池泰智（流通経済大柏）が右にポジションを変え、若干絞り気味で構えサイドバックがより攻撃に参加しやすいようポジションを修正。後半最初の決定機は後半12分、日本高校サッカー選抜。自陣フリーキックの素早いリスタートから11番FW町野修斗（履正社＜横浜FM＞）が裏に抜け出しGKと1対1もシュートは枠の外へ。同13分、U-18Jリーグ選抜は残りのサブ選手を全て交代。11番FW宮代大聖（川崎フロンターレU-18）、4番DF江川慶城（京都サンガF.C.U-18）、15番FW藤原志龍（徳島ヴォルティスユース）、14番DF草住晃之介（FC東京U-18）に代えて、17番FW原田烈志（ガンバ大阪ユース）、5番DF監物拓歩（清水エスパルスユース）、9番FW森海渡（柏レイソルU-18）、7番MF森田晃樹（東京ヴェルディユース）を投入。この交代を機に、徐々に流れはU-18Jリーグ選抜へ。

　その後、日本高校サッカー選抜も同19分に5番DF生駒仁（鹿児島城西＜横浜FM＞）、10番FW飯島陸（前橋育英）に代えて4番DF蓑田広大（青森山田）、15番FW荒木駿太（長崎総科大附）を、同26分に6番MF宮本優太（流経大柏）に代えて19番MF田中雄大を、同32分に18番MF井上怜（市立船橋）、11番FW町野修斗（履正社＜横浜FM＞）に代えて7番MF青木真生都（東福岡）、16番FW圓道将良（旭川実業）を投入。そして、後半アディショナルタイム、U-18Jリーグ選抜が意地をみせる。10番FW棚橋尭士（横浜F・マリノスユース）が左サイドで受けると左足クロス、中央に走り込んだ17番FW原田烈志（ガンバ大阪ユース）が左足を振り抜きゴールへ叩き込んで1-2とするも時すでに遅し。試合はこのまま終了し、日本高校サッカー選抜が勝利を収めた。

（文・甲斐雅人　写真・園内俊昭）