後半4分、最初のチャンスは前橋育英。FW10番横澤の独断突破からボールを受けたMF8番大塚諒、これを右サイドにいるMF9番佐藤にスルーパス。これを佐藤が冷静に決め勝ち越しに成功する。一方、1点のビハインドとなった大津は後半15分、FW10番吉武莉央が中央突破から自らシュートを放つとこれがゴールに突き刺さり再び同点に追いつく。
その後スコアは動かず、このままPK戦に突入かと思われたロスタイム1分。前橋育英DF7番吉田朋恭のスルーパスをゴール左で受けたFW10番横澤が中に折り返す、これを待っていたFW17番馬場拓哉が冷静に決め、3-2と勝ち越しに成功。これが勝ち越し点となり、3-2で前橋育英が大津を下した。FW10番横澤のボールを受けてからのドリブルや決定力の高さを示したMF9番佐藤が前橋育英の攻撃を牽引し、見事3回戦へと駒を進めた。
一方、惜しくも敗れた大津は、FW10番一美の巧みな仕掛けやここ一番のFW10番吉武の活躍でゴールを脅かしたが勝利までは一歩及ばなかった。
(文・石津大輝)