國學院久我山、前橋育英にリベンジ果たし初のベスト4入り!

 ニッパツ三ツ沢球技場で行われた準々決勝。前回準V、今年こそはと闘志を燃やす前橋育英と、チーム初のベスト4入りを目指す國學院久我山の対戦。國學院久我山は、2008年度にベスト4に挑んだ際、その思いを挫かれた相手こそ前橋育英ということで、リベンジに燃える。

 知久航介を中心に高い技術と冷静な判断で試合を構築していく國學院久我山に対し、前橋育英は豊富な運動量で隙を狙っていく。

 24分、國學院久我山は細かいパスワークからゴール前の小林和樹へと繋ぎ、小林は素早く切り替えしシュート。ゴールネットを揺らす。國學院久我山が先制かと思われたが、これは惜しくもオフサイド。

 40分、前橋育英のシュートはGKを抜いたものの、國學院久我山キャプテン・宮原直央が最終ラインに戻り、冷静にクリア。
前半は両チームともビッグチャンスを作り出すもののゴールラインを割ることができず、無得点で終える。

 そして後半11分、遂に試合が動く。
國學院久我山は中央から右サイド内桶峻へと展開。内桶は前を向くとそのまま自分で持ち込みシュート。右足から放たれたボールはここしかないというコースに飛び、吸い込まれるようにネットを揺らし、先制のゴールとなる。

 その後、ピッチを駆け回りチャンスを狙う前橋育英に対し、國學院久我山は冷静さを失わず芽を摘み取っていく。そのまま1対0で試合終了。國學院久我山がリベンジを果たし、初の4強進出。部の歴史を塗り替えることに成功した。

(文・編集部)