80分の前後半では決着が着かず、試合は延長戦へ突入。10分ハーフの延長戦はほぼ互角の展開。一進一退の攻防が続くが延長前半8分、東京成徳大深谷にビッグチャンス。右サイドをドリブルで突破した8番MF佐藤蒼太が中に切り返し左足で放ったシュートは惜しくもバーの上へ。100分間を戦い抜いた両校だがゴールネットを揺らすには至らず、試合はPK戦へ突入。互いに全員決めて迎えた5人目後攻の浦和南。枠内に蹴り込まれたシュートは東京成徳大深谷1番GK神尾龍汰がセーブ、無情にもここで試合は終了。東京成徳大深谷は関東大会出場の切符を手にするとともに、埼玉No.1の座を掛けて4月30日に立教新座との決勝戦に駒を進めた。
(文・写真 甲斐雅人)