先にチャンスを得たのは大森学園。前半7分、大森学園7番比嘉が絶好の位置で得たフリーキックをゴール左上角に沈める。フリーキックが完璧なコースに決まり、1-0とリードする。対する修徳高校は前半12分、PKを得ると、これを3番横須賀がしっかりと決め1-1と同点とする。更に前半20分、修徳9番刑部が右サイドからのクロスに、しっかりと抑えて対応し、ゴールを決める逆転に成功する。

 何とか一点を返したい大森学園は前半23分、にコーナーキックからチャンスを得る。2番高原がゴール前でボールをゴールに押し込みも、修徳高校DFにギリギリでクリアさてしまう。大森学園がチャンスを逃す修徳が勢いを取り戻す。前半25分、修徳がフリーキックのチャンスを得ると、8番大森が見事ゴール右上角に決め、3-1とリードを広げる。更に前半35分、修徳右サイドからのクロスに、11番村山がファーで待ち受け強烈なシュートを放つとこれが追加点となり、4-1となる。このまま修徳高校が4-1リードで折り返す。大森学園は10番渡邊、8番遠藤、7番比嘉などの技術に加え、9番平木のスピード、11番藤井のポストとバランスの良い攻撃陣を兼ね備える、関東大会でも爆発した攻撃陣が、後半爆発するかどうかが鍵となる。対する修徳はGK下田、3番横須賀、6番内沢、8番大森など完成されたフィジカルを持つ選手が多く、対人でのプレーでかなりの勝率を誇っていた。後半も力強いプレーが持続出来るか。

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