後半両チームともに戦術面で目立った変更はなし。エンドが入れ替わり風上に立つ帝京がより攻撃的なサッカーを仕掛けていく中で、これまで防戦一方であった東海大高輪台がワンチャンスをモノにする。52分、左CKからの精度の高いクロスを10番・野村浩輔が頭で合わせたボールがゴールネットを揺らし東海大高輪台が先制点を奪う。
リードを許した帝京はすぐさまFWの選手交代を行い、攻撃を活性化させていくと58分、16番が右サイドをドリブル突破するとラストパス。中央の7番が狙い澄ましたシュートを放つも惜しくもゴール左へと外してしまう。
なかなか同点に追いつけない帝京に対し、東海大高輪台はしっかりとしたディフェンスからカウンターを狙う。すると60分、東海大高輪台は9番がフリーでボールを受けドリブルで持ち上がると、20番・本堂悟へDFラインの裏を突くスルーパス。抜け出した20番・本堂悟はGKとの1対1を落ち着いて決めて2対0。東海大高輪台は待望の追加点をゲットする。
2点を追いかける帝京はピッチ上の選手はもちろん、ベンチの動きも慌ただしくなる。63分16番の強烈なシュートはキーパーが好セーブ。68分には9番がゴール前左45度の位置からミドル―シュートを狙うも枠をとらえることはできない。その後も東海大高輪台DFの体を張った守りの前に帝京はゴールを奪うことはできずそのまま試合終了。東海大高輪台が2対0で帝京を下し、25日に行われるGブロック決勝へと駒を進めた。