後半に入ると前線に9番・雪江悠人という絶対的なターゲットがいる修徳の攻撃はシンプルで、両サイドから精度の高いクロスが上がりチャンスを迎える。44分、10番・小野寺湧紀の左からのCKを4番・足立広大が頭で合わせるも惜しくも枠を外す。また、9番・雪江悠人のロングスローも東海大菅生DFの脅威となるがなかなか勝ち越しゴールを奪えないでいると、東海大菅生にも決定機が生まれる。
 47分、前半から高い位置にポジションをとる左MF8番・森毅斗のサイドからアーリークロスが上がると、絶妙のタイミングで修徳のDFラインの裏を突いた9番・平城亘祐が胸トラップから左足を振りぬくも、惜しくもバーに嫌われゴールならず。絶好のチャンスを生かせなかった東海大菅生はこのあと守備に追われるようになる。

 運も味方につけた修徳は怒涛の攻撃を見せる。10番・小野寺湧紀がやや下がったポジションでボールを受けゲームメークする中で徹底的にサイドからのクロスにこだわるが、58分には左サイドからの9番・雪江悠人のシュート性のクロスがポストにあたるなど、相手DFとの競り合いには勝つもののゴールに結びつけることが出来ない。それでも繰り返し攻撃を仕掛けていくと76分、10番・小野寺湧紀の左CKをファーサイドで9番・雪江悠人がヘディングで合わせ、勝ち越しに成功。東海大菅生DFも必死に足を伸ばすも及ばず、苦しい時間にゴールを許す展開となった。

 さらに攻め手を緩めない修徳は後半アディショナルタイムにもカウンターから途中出場の14番・宮腰一生がゴール右へのミドルシュートを決めて勝負あり。共に持ち味を存分に発揮した好ゲームを3対1で制した強豪修徳が勝利を収めた。