昨夏から前線にポジションを上げたMF和田陽生が2ゴール、1アシストで勝利に貢献した。
電光石火の開始20秒弾で勢いに乗ると、前半6分には今度はセンターサークル付近から相手サイドバックの裏を通す絶妙アシスト。37分にはエリア左でボールを受けると「キーパーを見たら前に出ていた。1点目もループで決めていたのでいけるのかなと思って左足のループで流し込みました」。その後もディフェンス間のギャップでうまくボールを引き出して躍動した。
昨年の新人戦は左サイドバックを務めていたが、「結構攻撃的なサイドバックで去年の新人戦も点を決めていた。シュートは心がけています」と、そのスタイルは超攻撃的。指揮官も「もうサイドアタックをすると毎回ガンガン行くので、そんなに攻めが好きならフォワードをやってみるか」とコンバートを提案すると前線で攻撃性が開花した。得点力に加えて、サイドバック時代には上下動を繰り返した豊富な運動量でファーストディフェンスでも貢献している。
今年は10番を背負い、キャプテンマークを巻く。「重みはありますけど、責任と自覚を持ってチームを引っ張っていきたい」というエースは「もっと運動量を上げて、流れが悪い時でもそれを変えるプレーを自分がしていかないといけない」と、プレーで牽引していくと誓った。
記事提供:埼玉サッカー通信