試合前には改めて県大会を通じて掲げてきた「浦東らしさ」を確認。立ち上がりは初戦の緊張もあってか固さが見られた中で焦れずに自分たちの戦いを貫き、守備からリズムを作った。
一方で後半はアタッキングサードまでボールを運びながらも予選後に取り組んできた攻撃のバリエーションというのはなかなか発揮できず。平尾信之監督は直前に迫ったインターハイ予選も見据えつつ、「セットプレーで1点、あともう1点流れの中で取れるくらいの力をつけたい」。それでも「0点で行けたのはうちらしさが出た」と、粘り強く戦った選手たちを称えた。
前日の5月31日はBグループ決勝兼3位決定戦の会場であるカシマサッカースタジアムを見学し、モチベーションを高めた。ゲームキャプテンを務めるDF安食龍成は「スタジアムでやりたいっていうみんなの想いを再確認できた。絶対に勝って行きたいです」と力強く語った。