後半、阪南大高は2人の選手を変え前半とは違って両チーム攻撃に勢いを出し先に追加点を取りに行く。後半20分、大阪桐蔭・22番山西竢介が相手のトラップミスを見逃さずボールを奪い攻め込む。17番川原佳一郎にボールが渡りシュートを放つも右上のポストに弾かれゴールにはならず。このまま両チーム追加点を奪えないままアディショナルタイムに突入。阪南大高は10番窪田伊吹がボールをキープしてチャンスメイク。4番柳武輝にボールが渡りシュートを放つも桐蔭GK12番板敷洸大にセーブされてしまう。すると直後の後半48分、大阪桐蔭は30番玉置海人から中央にいた17番川原佳一郎にボールが渡りシュートを放つとそのまま右サイドのゴールネットを揺らしそのまま試合が終了。2−1で大阪桐蔭が首位の阪南大高に逆転勝利した。

勝利した大阪桐蔭の永野悦次郎監督は「今回普段プリンスに出ていた選手を外し、今年一年Aチームにチャレンジしていた選手をメインで挑み非常に良いチームプレイで最初から最後まで戦えたと思う。守備の組織はしっかり3ラインを作って相手の攻撃に対して常にブッロックを作り、そしてカバーを作ってボールを奪いにいくことをハーフタイムに話した。後半も前半以上に意識してチームでボールを奪いにいかないと相手の1人1人は個々能力が高いので組織で守り抜くことがどれだけできるか。そこからボールをしっかり繋ぎ相手陣内からは彼らの攻撃のストロングポイントを生かして計画を立ててどんどん突破していこうと心がけました」と試合を振り返った。

次節、大阪桐蔭は11月30日にJ-GREEN堺で三田学園(兵庫)と、阪南大高金光大阪(大阪)と対戦する。

(文・写真=谷口一樹)

▽高円宮杯U-18サッカーリーグ2019 プリンスリーグ関西
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