4月6日、千葉県大学サッカーリーグ1部春季リーグが開幕した。城西国際大、初戦の対戦相手は千葉大学。試合前、チーム全員で円陣を組み、小山監督は「試合が始まれば、監督ができることは限られている。あとは状況に合わせてお前たちがどれだけできるかだ」と選手に喝を入れピッチへと送り込み、チーム一丸となって試合に臨んだ。
前半、城西国際大学のキックオフで試合が始まると同時に、大きく前線にボールを蹴り出し、それにMF加藤が合わせドリブル突破するもゴールならず。序盤から、右サイドのキャプテン米澤を中心にゴール前に攻め入り、積極的にシュートを打つもなかなか枠をとらえることができない。しかし、試合序盤からボールの支配率は、圧倒的に城西国際大であり、有利な試合運びをしていく。
そしてついに前半18分、コーナーキックのチャンスに、DF山之内がファーサイドにボールを蹴ると、それにFW黒木がヘディングで合わせ、その浮き球パスをDF寺田が右足で決め1対0。公式戦初ゴールを飾る。コーナーキックのチャンスに、DF陣も積極的に加わり、結果的にDFの寺田が決めるといったチームワークの良さが出た見事なゴールとなった。
1点リードし流れにのる城西国際大に警戒した千葉大は、自陣でかなり引いた守備をせざるを得ない状況となる。すると、城西国際大もなかなか追加点を許してもらえず、厳しい状況が続く。それでも、セカンドボールを確実に拾い、DF陣から大きくボールを前線に蹴り出すなど何度もチャンスを作る。そして、サイドからのドリブル突破で前線につなぐなど積極的に攻めるシーンはますます増えていく。前線でも、MF加藤の積極的なシュートやFW井之元のゴール前での粘り強いプレーで何度もチャンスを作っていった。相手ディフェンダーに阻まれ追加得点には結びつかず、1点リードのまま後半を向かえる。前半は終始城西国際大のペースで試合が運ばれ、果敢にシュートを放つ攻撃的なサッカーであった。