開始早々、都立武蔵丘11番村上が裏に抜け出し、DFとGKの隙をつく。ゴールに流し込み1-0と幸先の良いスタートをきる。日大鶴ヶ丘も前半7分、6番篠原がゴール前で繋いだボールを、10番嶋根が押し込むも、これはオフサイドの判定。先制点を許したが、試合展開は日大鶴ヶ丘がボールを回し、ポゼッションを支配する。都立武蔵丘は、11番村上の献身的なプレス、9番村瀬のスピードを活かした裏抜け、プレッシャーがある中でも技術を発揮出来る10番小久保の織りなす攻撃が魅力。そして、20番キャプテン野澤は攻守に闘魂を見せる。

 日大鶴ヶ丘は3番伊藤碧斗、4番野邊の冷静なビルドアップ、6番篠原、7番渕沢、8番下造座の教本のような連携から、呼吸のあったゲームコントロール、10番嶋根はバイタルで存在感を放ち、11番小林は右サイドのスペースを活用しゴールを脅かす。前半15分以降、日大鶴ヶ丘10番嶋根、9番岡本が、シュートを放ちゴールに迫るも得点にはならず。同18分、都立武蔵丘9番村瀬のスルーパスに、10番小久保が裏に抜け出し、GK伊藤巧真と一対一を迎えるも、これは伊藤が鋭い反応で止める。同21分、日大鶴ヶ丘7番渕沢が都立武蔵丘のクリアボールを拾うと、強烈なミドルシュートを放つ。これが決まり、1-1で前半を終了する。

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