「ボールをもらったときからゴールを目指していた。あの位置から練習でもよく決めていたので、打った瞬間に入ると思った」
クリーンショットをゴール右に叩き込み、殊勲者の森は喜びを体いっぱいに表現した。
リードを広げたことで、俄然、余裕が生まれた四中工は交代枠をうまく使いながら、相手に付け入るスキを与えなかった。
創部60年目で初出場の日大明誠(山梨)は持ち味のセットプレーから一矢報いたものの、金星を手にするまではいかなかった。後藤聡志監督は「選手たちはベストを尽くしていたが、失点の時間帯があまりにもよくなかった。そこは反省しなければいけないところ。山梨の代表としてまたこの舞台に戻ってこられるように頑張りたい」と、前を向いた。
(文=編集部)
▽第98回全国高校サッカー選手権大会
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