「セットプレーから先制点を奪われて、ゲームプラン的に難しくなった」(島谷制勝監督)北海は、交代枠をフル活用し、反撃を開始。前線からのアグレッシブな守備を見せ、高い位置でのボール奪取から同点ゴールを狙ったが、DF5番田中誠太郎を中心に粘り強い守備を見せた高川学園のゴールを崩しきれず。島谷監督は「ゴールへの意識が低く、シュートがほとんどなかった。相手コートに行ってもブロックされてしまった」と唇を噛んだ。反対に前がかりになった隙を突かれて、カウンターを受ける場面も見られ、30分には高川学園のMF9番土井大輔が右サイドからクロス。河野のヘディングシュートはGK1番原田耀人に阻まれたが、こぼれをDF11番野田康介、MF7番新山大地と繋ぎ、ミドルシュートを放つなど高川学園は最後まで追加点を狙う姿勢を崩さなかった。
試合は1-0でままタイムアップを迎え、高川学園が勝利。江本監督は「しっかり気持ちを切り替えて自分たちのサッカーを表現しながらも、相手の長所と短所を分析して戦っていきたい」と2回戦に向けた意気込みを口にした。
(文・写真=森田将義)
▽第98回全国高校サッカー選手権大会
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