試合が動いたのは後半の6分帝京長岡、9番MF本田翔英が左サイドをドリブルで突破し折り返すと中央左足で11番FW矢尾板岳斗が上手く合わせてファーへ流し込みゴール、1-0と先制する。勢いに乗る帝京長岡は同15分、7番MF田中克幸の右からのクロスをファーで10番FW晴山岬が頭で合わせてゴール、2-0と突き放す。同26分には神戸弘陵の途中出場24番MF徳弘匠が抜け出しキーパーを交わしてシュートシーンを作るもボールは惜しくもゴール右へ外れる。

一矢報いたい神戸弘陵だったが逆に同34分帝京長岡、右コーナーキックからのシュートを一度は弾かれるも最後は6番MF川上航立が詰めてゴール、3-0とリードを広げる。立て続けに同35分帝京長岡、途中出場24番MF鈴木遼平の右サイドの突破からファーへのクロスを10番FW晴山岬が頭で叩きつけてゴール、4-0と自身2ゴール目を奪うと同79分帝京長岡、左コーナーキックを10番FW晴山岬が頭で決めてゴール、5-0とし試合を決定づけると同時に10番FW晴山岬は全てのゴールを頭で決めてハットトリックを達成。試合はこのまま終了し帝京長岡が5-0と勝利、次戦新潟県勢初のベスト4を掛けて仙台育英と対戦する。 

(文=甲斐雅人)

▽第98回全国高校サッカー選手権大会
第98回全国高校サッカー選手権大会