試合開始と共に試合が動く。前半5分、都立国立10番古澤が7番煤田のクロスに合わせ先制点を叩きこむ。同9分、都立国立10番古澤が右サイド独走からのクロスを上げると7番煤田が合わせ2点目を奪取。更に直後にも10番古澤がドリブルで持ち込みシュートを放つと、これが決まりリードを3点に広げる。同12分、都立国立は5番駒村のクロスに11番渡部が打点の高いヘディングでゴールネットを揺らし、追加点を奪う。都立第一商は5番柳澤、6番三浦の後ろからのフィードを9番美甘、17番柄澤、10番繁尾に託すが、ゴール前までたどり着く事が出来ない。一方、都立国立は両サイドバックを押し上げピッチを広く使いながら相手を押し込み、連携と個人技の融合で相手を崩し、その後も攻撃の手を緩めずゴールネットを揺らし続ける。結局、都立国立が22-0で勝利し初戦を突破した。

(文・写真=石津大輝)

▽第98回全国高校サッカー選手権東京予選
第98回全国高校サッカー選手権東京予選