開始早々、拝島11番山中がインターセプトからGKと一対一を迎える。しかし、これはギリギリの所で弾かれる。前半31分、都立拝島16番稲葉が右サイドを抜け出しクロス、絶妙のタイミングで入り込んだ9番青山がこれに合わせゴール。待望の1点目を決め、このまま前半が終了する。

 後半開始後も以前ペースは都立拝島。後半7分、拝島7番久保田の左サイドからのクロスに、2番栗原がヘディングで合わせゴール。追加点を上げ2-0とする。何とか1点を返したい都立江東商も3番木村がボールに関わりリズムを作る。3番木村からの左サイドでのノールックパスに、7番山口が反応し惜しいシーンを迎えるもゴールに至らなかったが、18番飯田と11番安藤翔もボールに絡むようになり、反撃の兆しが見えてくる。18番飯田の裏への飛び出しに対し、危険なボールが入るとGK沼田がギリギリで蹴り出す。しかし、無情にも次の点を挙げたのはまたしても都立拝島だった。7番久保田の絶妙なスルーパスに17番飯島が左サイドでボールをトラップしシュートを放つと、これが右サイドネットを揺らす。3点を追う展開となった都立江東商はあきらめずにその後も18番飯田、7番山口、3番木村でゴールに迫るシーンを作るも最後の最後で都立拝島CB5番地引とGK沼田が立ちはだかる。そんななか、都立拝島はその後も、左サイド2番栗原からのクロスに途中投入の10番蓬田瑞輝が落ち着いてボールに合わせゴール。更に拝島10番蓬田の浮かしたパスから、11番山中がスーパーなドライブシュートを決め5点目をゲット。終わってみれば都立拝島が5得点で快勝した。

(文・写真=石津大輝)

▽第98回全国高校サッカー選手権東京予選
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