終盤の追加点を引き寄せたのはディフェンスの功績も大きい。花咲徳栄はキャプテンの保竹利紀、和田遼の2センターバックが苦しい時間帯でも声に、プレーにチームを下から支えた。
「自分たちはセットプレーが長所。そこで相手にやらせないこと、失点しないことを一番にやってきました」と保竹。その言葉通り、コーナーキック3本、フリーキックは関節含め20本を与えたが、シュートは2本に抑えた。指揮官も「苦しい時も声を出して、身体を張って戦ってくれる。技術的にはあまり高くないんですけど、信頼できますね」とCB2枚への信頼を語る。
今年は県2部を戦う中でなかなか結果を残すことができず。1試合を残し、すでにリーグ最下位が確定している。それでもだからこそ、この選手権でという想いは強い。保竹は「後輩たちにS2残留を残してあげたかったですけどできなかったので、最後は結果を残して、後輩たちに勢いをつけてあげられるようにやっていきます」と最後の大舞台にかける意気込みを語った。
記事提供:埼玉サッカー通信・石黒登