一方の創成館は守備陣が奮闘。「前半の立ち上がりは良くないかなと思ったけど、思った以上に前から行けた」と久留貴昭監督が想定した以上の守りで応戦し、ゴールを許さない。ただ、後半になると、ペースが落ち、自陣に押し込まれる展開が続いた。だが、そこで立ちはだかったのが、1年生GKの永田健人だ。G大阪ジュニアユース出身の守護神は184センチのサイズを生かしたハイボール対応と、鋭い反応のシュートストップでゴールを死守。試合を通じて何本も相手の決定機を阻止し、ギリギリの局面でピンチを救った。

 終わってみれば0−0。攻めあぐねた神村学園は午後に行われた飯塚との2戦目を0−4で落とし、未勝利のまま最終戦を迎える形となった。タフに戦って勝点1を掴んだ創成館は佐賀東との2戦目を2−1で勝利。勝点4で首位に立ち、飯塚とのラストマッチに挑む。

(文・写真=松尾祐希)

▽令和元年度第41回九州高校U-17サッカー大会
令和元年度第41回九州高校U-17サッカー大会