15分が過ぎると次第に横浜F・マリノスユース27番米山と25番中村が左サイドからキレの良いドリブルで仕掛け、ゴールに迫る。日本高校サッカー選抜22番長江がDFラインをコントロールし、5番藤井が献身的に身体を張る。前半32分、遂に試合が動く。横浜F・マリノスユースは25番中村が18番久保からボックス内でボールを受けると反転からシュート。一度はGK佐藤が弾くも、こぼれ球に自ら詰めゴール。先制点をあげる。更に前半38分、横浜F・マリノスユースは23番津久井が18番久保とのワンツーで抜け出しシュートを放つもGK佐藤がファインセーブ。前半はこのまま1-0で折り返す。
後半立ち上がりから追いつきたい日本高校サッカー選抜が10番山田真夏斗のミドルシュートを放ちゴールに迫る。しかしまたしてもチャンスをものにしたのは横浜F・マリノスユース。後半8分、28番諏訪間の絶妙なスルーパスから25番津久井がゴールをしっかり射抜きリードを2点とする。2点のビハインドとなった日本高校サッカー選抜は怒涛の攻めを見せる。同22分、3番大竹が左サイドを駆け上がりクロスを上げると、6番が身体を張り14番後藤へとボールを繋ぎシュートを放つ。しかしこれもゴールには至らず。同26分、日本高校サッカー選抜は27番井堀からのサイドを変えるパスから6番田中克幸がボールを受けると、キックフェイントから切り返し、強烈なシュートを決める。ここから更にゲームは激化する。同35分、横浜F・マリノスユース15番星野創輝がカウンターからドリブルをフリーで独走し、脚を振り抜く。これがゴール左隅にシュートが決まり再びリードを2点に広げる。同40分、日本高校サッカー選抜は22番長江が頭で逸らしたボールを18番晴山岬が渾身のハーフボレー。強烈なシュートが決まり1点差に追い上げるも、反撃はここまで。横浜F・マリノスユースが3-2で見事に勝利を収めた。
(文・写真=石津大輝)
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