3対1で迎えた後半、矢板中央が攻勢を仕掛ける。185cmのCB新倉礼偉(3年)を最終ラインからFWに配置転換し、キックオフ直後から積極的に攻め込む。すると、49分にPKを獲得。これをエースのFW多田圭佑(3年)が決めて1点を返した。

 これで1点差。しかし、前橋育英がその反撃ムードを即座に断ち切る。51分、鈴木が左サイドから強引に局面を打開し、勝負を決定付ける4点目を奪った。

 以降は一進一退の攻防が続いたものの、ホームチームが要所を締めて相手に得点を与えない。最後までリードを守った前橋育英が開幕戦を白星で飾った。

▽高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ2020 関東
高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ2020 関東