ナイジェリアU－17代表経験も持つ高知中央MFオタボー・ケネス

　その後、高知中央も3年生4人の最後を飾るべく反撃。アディショナルにはPKをボランチ米崎希星（2年）が冷静に決めるも直後にタイムアップの笛が鳴り、尽誠学園が今季四国プリンス初勝利をマーク。他会場の結果により今季の最下位は決まってしまったものの、昇降格制度がないために2021年も四国プリンスで闘うことになる後輩たちへ3年生たちが贈った最大級のギフトとなった。

　とはいえ敗れた高知中央もスタイルは貫いた印象。現在、日本滞在を基本線にして来季のチームを探しているケネスら3年生が抜けた来季、どのように勝つためのアレンジを加えられるかがポイントになる。

（文・写真＝編集部）